おはようございます。

今回と次回でフレームワークの代表選手「SWOT分析」をご紹介します。
これも、私自身よくつかいます。

ランチェスター戦略と異なり、SWOT分析は経営戦略ではなく現状の分析ツールと考えて下さい。
ただし、今の自分を正しく知ることで進むべき方向もしっかり見えて来ます。
現状分析が甘いと、経営戦略も間違ったものになる可能性が高くなります

では、そのSWOT分析ですが、

SWOT分析とは、目標達成のために意思決定が必要な企業や個人に対して、外部環境や内部環境を強み (Strengths)、弱み (Weaknesses)、機会 (Opportunities)、脅威 (Threats) の4つのカテゴリーで要因分析し、事業の評価や目標達成のための戦略を練るツールです。
それぞれの頭文字を取って、「SWOT」と言います。通常日本語では「スウォット分析」と言います。「スワット」ではありません。スワットでは、SWATになります。アメリカ合衆国の警察に設置されている特殊部隊および同種の部隊がそれです。「SWAT」はSpecial Weapons And Tactics(特殊武装・戦術)の略称です。

全く違うモノなので注意して下さい。

SWOT分析では、以下のような質問に対し答えを考えることで自社、あるいは自分の方向性を決定します。

・目標達成のためには、どのように自分の強みを活かすか?
・目標達成のためには、どのように自分の弱みを克服するか?
・目標達成のためには、どのように市場や顧客獲得の機会を利用するか?
・目標達成のためには、どのように脅成を取り除くか?

これを考えて、その答えを2×2の窓に入れていきます。

「SWOT分析」の画像検索結果

 

私は、一人で活動していますが、例として入れてみましょう。

強み:医療機器の製造に詳しく、医療機器等法にも詳しい。金属加工全般に対し、工作機械、加工方法にも明るい。

弱み:全ての作業を一人行うため、受注できる作業はすぐに限界になる。今のところ信頼できる外注先もない。

機会:医療機器製造に関しては、「残されたフロンティア」的な考えが広まりなんとか参入したいと考える企業が増えている。

脅威:船井総研、他コンサルティングファームも目を付け始めている。また、実際に参入しようとすると時間が掛かる場合が多く、小さな会社では体力的に保たないことも考えられる。

こんなところでしょうか?

もちろん、それぞれの会社、個人で異なります。それは自分で考えるしかありません。

ただし、いずれにしても現状を最初に分析する場合、このSWOT分析が最も手軽でありながら、強力、かつ正確です。

慣れない内は、上手く書けませんが中小企業であれば経営者が一人で考えるのではなく、数名で一緒に考えながら窓を埋めていくのも良いと思います。

私は、コンサルティングで入る場合、経営者に選んで頂いて、入社5~10年までの社員2、3名。経営幹部2、3名にそれぞれ一人で書いて貰います。その後、皆んなで表を見ながら話し合います。注意点は、批判しないこと。

一通り、話し合ったら、もう一度個別に書いて貰います。今度は、二度目かつ他の人の表も見ていますから一回目より上手く書けると思います(これまでの経験では必ず上手く書けました)。それで出来上がったものを参考に最終的に経営者が1枚に仕上げます。

取っ掛かりは、難しそうな感じもしますがやってみるとなんていうことはありません。現状を分析するツールとしては簡単で優れていると思います。

作成する場合の注意点を一つ。

ここでいう強みや弱みは、あくまで競争相手と比較した場合の相対的なものです。絶対値ではありません。また、強みと思える要素が将来も継続的に確保できるかどうかも考えて下さい。もし、継続的には無理と考えているなら、その理由が脅威になるはずです。