おはようございます。

前回と今回でフレームワークの代表選手「SWOT分析」をご紹介します。

現状を分析するにはとても良いツールです、しかし、これだけだとこの先どうすれば良いのか分りません。
それはその通りです。
ですが、先ず現状どうなっているのか分らないと手の打ちようが無いのですから、現在の自分をしっかり分析してから将来の計画を練った方が良いと思います。

ところで、SWOT分析の「分析」と言う言葉を皆さんは、どのように定義しますか?

分析をもっとも簡単に一言で言うと「比較」だと思います。

過去と現在を比較すれば「変化」が分ります。
全体の中の割合を比較すれば、「組成」が分ります。

SWOT分析で行うことはまさにこの二つの比較です。

強みも弱みも、あるいは機会や脅威も全て市場の中での相対的な意味しかありません。
絶対値を求めることはできません。ですから、4つの窓を埋めるときはあくまでも相対的な比較の評価であることを忘れないで埋めて下さい。

私は、よくクライアントにこれを書いて貰うのですが、書けないと悩むお客様は皆さん、何か絶対的な評価を書こうとします。しかしそれはできません。

もう一つ、注意して使わないとSWOT分析からは、当たり前の経営戦略しか出て来ないのです。
普通、「機会」(チャンス)を見て「強み」を発揮できる分野に集中すると考えるのですが、これでは当たり前の戦略しか導き出せません。同業他社だつて、市場の環境は同じなのです。同じ市場で戦うもの同士、外部環境(外部要因)は、同じであると考えた方が良いと思います。異なるのは、内的な要因の強みです。人材や固有技術は同じになりません。ですから、これをどう見つけるか、あるいはどのようにさらに強くしていくかでSWOTの後の経営戦略が決まります。

ですから、独自の道を行くのが好きな経営者であれば、強みを活かして「脅威」の部分で戦う方が良い場合もあります。
同じ市場で戦う限り、「脅威」の部分はライバル企業にとっても「脅威」なのです。

とは言え、それは怖いし勇気が必要です。
何しろ、ほとんどの企業はSWOT分析を真面目にやると「弱み」と「脅」だけになってしまいます。
特に、市場全体が縮小しているような業界では、全て悪材料に見えてしまいます。
「ここにチャンス(機会)と強みがある」と自信満々言える経営者は希です。

それほど、業績が良く見通しの明るい企業ならそもそも経営分析なんてやらないでしょう。

特に中小零細企業で独特の強みや素晴しい人材を抱える会社は希有の存在です。
そこは理解して、それでもその他大勢の中から頭を1個分出すためにSWOT分析に対し真面目取り組んで下さい。
得るものはあります。