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土曜日のエンジニア第77回:『フレームワーク』を覚えよう‐14

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約 1 分
土曜日のエンジニア第77回:『フレームワーク』を覚えよう‐14

ここまでの振り返り

1)マトリクス
2)ピラミッドストラクチャー
3)SWOT分析(7回目・8回目)
4)5F(11回目・12回目)
5)PPM:(2回目・3回目)
6)ランチェスター戦略(4回目~6回目)
7)PDCA(9回目・10回目)
8)基本戦略の考え(前回と今回)

 

2回に渡って横道のそれました。
特にこの記事を待っている方がいることはないと思うのですが、とにかく最後までフレームワークを紹介します。
今、コンサルティング中のクライアント様では、近いうちに「5F」分析を行います。
やはり新規事業に参加する場合、とても有効です。
もちろん、あくまで現状分析に使うのですが、自分の今を知らないで新しいことを始めても上手く行く可能性は低いのです。個人事業主なら別かも知れませんが、ある程度の規模になった企業が「とにかく進め!!」と号令を掛けるわけにはいかないと思います。

そんな時頼りになるのはやはりフレームワークです。
しかも、自分が慣れ親しんで使い込んだフレームワークは使いやすいと思います。
多分、ビジネスフレームワークは100個以上あると思います。
全部を覚えるのは無理でしょう。
これを読んで下さっている皆さんもここで紹介している8つの戦略に拘る事無く、自分の得意技的にフレームワークを持つと良いでしょう。

と言うことで、基本戦略の2回目です。

少しお温習いしますが、基本戦略とは、「コストのリーダーシツプ」「差別化」「集中」の3つです。

そして、ポーター先生は、業績不振企業というものが、この3つの基本戦略のいずれも採用していないか、あるいは採用する戦略が頻繁に変わると指摘しています。
ここまでは説明しました。

3つの戦略ももう一度説明しましょう。

1)コストリーダーシップ戦略
業界全体の広い市場をターゲットに他社のどこよりも低いコストで評判を取り、競争に勝つ戦略です。言い換えると「同じ商品を提供するのなら、一番安く提供できるほうが勝つ」という考え方です。

2)差別化戦略
製品品質、品揃え、流通チャネル、メンテナンスサービスなどの違いを業界内の多くの顧客に認めてもらい、競争相手より優位に立つ戦略です。要するに「多少価格は高くても、それ以上に価値があるものを提供できれば勝てる」という考え方です。コストでトップになれない企業は、ほとんどがこの戦略を採用しています。

3)集中戦略
特定市場に的を絞り、ヒト、モノ、カネの資源を集中的に投入して競争に勝つ戦略

さらに加えると、集中戦略には、コスト集中、差別化集中、地域集中など何に集中して絞り込むかと言う考えがあります。
これは、局所的なナンバーワンを目指すモノとして「ランチェスターの戦略」と似ています。

国内の自動車メーカーを見てみるとトヨタは国内のみなのずグローバルでも1位、2位を争う規模を誇ることからコスト・リーダーシップ戦略を実現しています。逆に日産やホンダは差別化戦略で戦っています。さらに、下位のメーカーは、どっちつかずの状態で業績も芳しくないと言って良いでしょう。
企業の規模は関係ありません。フェラーリは、遙かに小さい会社ですが経営状態はトヨタよりも良いのです。

差別化は難しい

ここで、上手く行っていないメーカーを弁護するような書き方になりますが、差別化戦略は難しいのです。
コストリーダーシップ戦略は、コストを下げる方法だけを考えれば良いのです。しかし、差別化は視点によって様々な差別化が考えられます。これを読んで下さるのは技術士の方が多いはずですから書きますが、総合技術監理部門の5つの視点で考えて見て下さい。どの視点からでも差別化は考えられるはずです。

経済性管理:品質、コスト、納期などで差別化
情報管理:コマーシャル・宣伝に力を入れる
人的資源管理:ここは難しいですが「働き方改革!」みたいなアプローチ
安全管理:安全な工場で生産性向上でしょうか?
社会環境管理:これは低環境負荷を訴えることで差別化です。

もちろん、総合技術監理部門の5つの管理が良いと言っているのではありません。
いずれにしても、どの切り口で差別化するのかは経営者の判断です。
これが悩ましいため差別化戦略は一歩間違うと差別化にならず業績不振に陥ります。

そのため、私は基本戦略をフレームワークで使う時は、その前にSWOT分析と5F分析をしつこく繰り返して現状分析・現状把握をしっかり行います。
皆さんもそうしてください。

About The Author

s.takumi
皆さんこんにちは。
匠習作です、このサイトは技術士を取得して独立・開業したいという人のために実践的で役に立つ情報を発信するために作りました。
姉妹サイトである『技術士Lock-On:二次試験対策講座』ともともよろしくお願いします。

Comments & Trackbacks

  • Comments ( 1 )
  • Trackbacks ( 0 )
  1. 前回の特別編も大変面白く読ませて頂きましたが、今回のフレームワークも楽しみに待っていました。
    最近NHKで放映されたカザフスタンや中国の経済戦略とその実情についての特集番組を観ました。今までこの講座で学んだフレームワークを使いながら観ると理解が深まり、改めてフレームワークの重要性を認識しました。
    ただ、一番の感想は国家的な戦略の重要性もさることながら、それを実行する凄まじいパワーにただ圧倒された、と言うのが正直なところでした…。

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